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zoom RSS 霊の穴

<<   作成日時 : 2006/08/15 23:59   >>

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人間世界での精神的実体を俺らは霊と呼ぶことにする。生まれてから死ぬまで確かに霊が存在し、生命活動を支えている。霊は無色透明、目に見えないものであるが、強いてその形を例えれば、ひとつの霊はひとつの穴のようなものである。自分自身の穴(霊)の形は穴の内側からしか見えない。意識や言葉はタイルのようなもので、穴の壁、すなわち霊の境界に貼り付けられ、透明人間(霊)に巻かれた包帯のようにその大きさ、形状をおぼろげながら人間に分からせてくれる。そしてそれは1個の肉体に付随しているもので、死ねば霊もなくなる。人知れず山中に生まれて死んでいくひとつの生命の霊は誰にもその存在を気づかれず失われていく。
 しかし、ひとつの霊から発せられた言葉や文字が他の人間(霊)に受け止められ、理解されれば、霊が外側から認識されたことになる。だから読者の多い作家の霊は多くの他人に認識されて実に大きな穴となって見える。その作家の霊は、作家の死後もしばらくは人々の記憶に残っている。

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